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BIO HAZARD The True Story Behind BIO HAZARD - front cover

The front cover with the dust jacket, taken from the Resident Evil Wiki

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The True Story Behind BIO HAZARD is a prequel novel showcasing the events prior to Resident Evil.

ContentsEdit

George Trevor's Notes (p.2-13)Edit

This section details George Trevor's diary, based on his notes from the Resident Evil prototype.

Storyboards from BIO HAZARD (p.14-15)Edit

These two pages show storyboards of the game's original title scene.

Characters (p.16)Edit

This section has one page with a collage of character concept artwork.

BIO HAZARD: THE BEGINNING (p.17-144)Edit

BIO HAZARD: THE BEGINNING is a 7-chapter novella written by Hiroyuki Ariga (有賀 博之?) and illustrated by Isao Ōishi (大石 勲?). The story is written from the perspective of Chris Redfield and covers the events leading to the "Umbrella Incident". The story itself is non-canon, but uses elements from the canon story bible.

The novella was given an international release as Resident Evil: The Book with an unfaithful English translation. The full transcript can be found at Project Umbrella. An incomplete translation of the original Japanese novella can be found at The Horror Is Alive.

Chapter 1: A Midnight CallEdit

(p.18)

CHAPTER.1
ミッドナイト・コール

真夜中の電話ほどいやなものはない。俺にとって、ほとんどが悪い知らせばかりだ。そうでなければ酒に酔った、お調子女のまちがい電話ぐらいのものだ。あのときもそうだ。じとじとした雨が降る深夜だった。親父と、おふくろがふたりきりの旅行に出発した三日目の晩のことだ。大型トレーラーに追突され、ふたりがミンチになったという知らせを聞いたのも真夜中の電話だった。



(p.19)

ラクーン市警察の特殊部隊スターズに採用された後も、真夜中の呼び出しは気分のいい仕事ではなかった。俺の所属するスターズは特殊凶悪犯罪と特別救助を担当する、市警察とは一線を画した部隊だ。別に夜中に出動するのがいやだというのではない。真夜中の救助活動は、俺の経験でいうとたいていがロクな結果を生まないからだ。まず街が眠っている時間帯の第一報は、後手にまわるケースが多い。したがって救助現場に行ったとしても、遺体とご対面ということが多々ある。以来俺は、真夜中の電話というものが大嫌いになっちまっている。しかも若干の不眠症を招くというおまけ付きだ。いまからほんの二十分前だった……。信じられない相手から電話が入ったのだ。



(p.20)

なぜ信じられないかというと、その相手は三ヵ月前すでに死亡し、葬式もちゃんと済ませた、幽霊だからだ。

『ク、クリス……俺だ。ビリーだ。俺は生きている。いますぐ助けにきてくれ』

『ビリーだと!? ふざけるな!』

ビリーは俺の高校時代からの親友で、大手薬品メーカーのアンブレラ社に勤務する研究員だった。ところが三ヵ月前、シカゴに転勤することになり、このラクーン市から会社のチャーター機で飛び立ったのだが、途中で消息を絶ってしまったのだ。十六時間後、捜索隊が大西洋に漂う、大破したチャーター機を発見した。そのとき、現場は悪天候のため海は大荒れで、乗員二十一名のうち八名の遺体は収容できたが、ビリーを含む残りの乗員十三名の遺体は、遠く沖合に流されたか、海中に没してしまったかで、ついに発見できなかった。



(p.21)

そのビリーが電話をかけてきたのだから、いたずらとしか思えない。ところがビリーだと名乗るその男の声は真剣そのものだった。

『信じてくれクリス。あのチャーター機は飛び立つとすぐ別の飛行場に下りて、俺たちは全員このラクーン市に連れもどされたんだ』

相手の声は雑音が交じり、聞き取りにくいが、ビリーによく似ている。もしこれがいたずらなら、物真似のプロになれる。俺は、もう少し話を聞いていてもいいと思った。ベッド・サイドの時計は午前一時を指していた。

『それで助けてくれというのはどういうことだ』

『まだ信じてないな。俺はこの町である研究を……』

『ある研究?』



(p.22)

『とにかく詳しくは電話じゃいえない……。俺は大変なことをしてしまったんだ。その秘密をおまえに……』

俺はだんだんと信じる気になってきだ。プロの物真似にしてもうますぎる。まさしくビリーの声としか思えない。

『頼む。すぐきてくれ』

それでも俺は迷った。でかけて行って、もしいたずらなら、バカを見ることになる。だが男がつぎにいった言葉が俺を動かした。

『おまえだけが頼りなんだ。このままだと俺は殺されちまう』

俺はベッドからからだを起こした。

『わかった。そこまでいうなら、だまされたと思って行ってやる。いまどこにいる?』

『ラクーンの街の北、ヴィクトリー湖のほとりの公園にいる。とにかく、早くきてくれ』



(p.23)

最後のフレーズは絶叫に近いものがあった。

『四十分で行く。俺が行くまでそこを動くな』

幽霊からの電話はそこで切れた。切れたとたん、俺は後悔した。ザマはない。いたずらに決まっているのに、なんで行くなんて約束したんだ。冷蔵庫を開け、冷えたミネラル・ウォーターの入ったペット・ボトルを手にした。喉に流しこみ、頭からぶっかける。ふうっ、と息をはいた。行く以上、俺はいたずらでないことを願った。もしいたずらでない場合、考えられることはふたつだ。ひとつは本当にビリーが生きていて助けを求めている。そしてもうひとつは、何者かがビリーを騙り、俺を何かとんでもない罠にかけようとしているということだ。



(p.24)

考えていてもきりがない。俺は玄関を出ると愛車シェルビー・コブラに飛び乗り、ヴィクトリー湖に向かい、アクセルを踏んだ。アクセルを全開で踏みながら、俺は小学生のころから親友だったビリーのことを思い出していた。俺はどうしようもない悪ガキで、あいつは学校一の秀才という奇妙な取り合わせだった。まわりからは不思議がられたが、俺たちは妙に馬が合った。俺たちの仲は高校に行っても変わることなく、卒業するとビリーはマサチューセッツ工科大学に進み、俺はアメリカ空軍に入った。離れていてもマメなあいつは、半年に一回は俺に手紙を寄こした。もっとも俺は返事なんかは書いたことがなかったが。四年後、ビリーは大学を卒業するとアンブレラ社に入り、このラクーンにもどってきた。



(p.25)

Biohazard The Beginning - illust 01 - Chris Redfield and Billy



(p.26)

俺も空軍を退役し、ここのスターズに入ることになった。ふたたび地元でつき合いを再開した俺とビリーだったが、いま、思い起こしてみると、シカゴへ転勤が決まる前後、やつのようすは確かにおかしかった。会っていても妙に黙りこむことが多くなり、転勤が決まっても、ちっともうれしそうな顔をしなかった。仕事で疲れてるのだろう、ぐらいにしか思わなかったが、本当にそうだったのだろうか。市街地をぬけ、コブラは車の少ない通りに入った。しばらくのあいだ、ゆるやかな直線がつづく。クン、とアクセルを踏むと、コブラは獰猛な感じで吠え、風を切り、ズドーンと一気に加速する。背中がバック・シートにたたきつけられた。



(p.27)

コブラのメーターはたちまち二百四十キロを指す。八気筒のエンジンが低く低く吠え、唸る。山道に入った。急なカーブが眼前に迫る。ギアーを一気に二速にたたき落とし、アクセルを踏む。

グオーン!

とコブラは吠えると、加速し地響きをたててコーナーをぶっ飛んで行く。三つ目のコーナーをクリアーした瞬間だった。コブラのヘッド・ライトが女の姿をとらえた。百二十キロは出ている。一気にギアーを落とし、激しくブレーキを踏む。まに合わない!俺はハンドルを切り、カウンターを当てた。コブラのタイヤが物凄い悲鳴を上げ、車体を回転させ止まった。



(p.28)

静かな山間の闇のなかに、タイヤの焦げる匂いが風に乗って俺の鼻先を掠めて行く。

「ふうっ」と俺は思わずため息を漏らした。

危うく女を轢くところだ。幽霊に会いに行く途中、フラフラと女が飛び出してくる。まったくついてない。これだから、真夜中というのはいやだ。ヘッドライトがとらえた女は、三メートル先に倒れている。すぐにコブラから下りると、俺は女に近寄った。苦しそうに息をしているのがわかる。駆け寄った瞬間、思わず目をそむけそうになった。なぜなら、かすかな月の光に照らされた女のからだは、全身が血まみれになっていたからだ。

「大丈夫か……」



(p.29)

俺は女を抱き起こした。

「た、助け……」

女の口の動きで、そういおうとしているのがわかった。だが、女の口から声が出るはずがない。喉はえぐれ、夥しい血であふれ、しゃべろうにもヒュウヒュウと音を立てているだけだ。腹も同様にえぐられ、はらわたがはっきりと見える。まるで何ものかに食いちぎられたような傷あとだ。戦場でさえ、こんな死にざまを見ることはないだろう。まともな神経を持ったやつなら、とても正視はできない。女はやがて俺の腕のなかでぐったりとした。俺の手はあふれる女の血で、たちまち真っ赤に染まった。息の無くなった女の傷を茫然と見ていると、背後で何か異様な物音がかすかに聞こえはじめた。

ピチャピチャ……。



(p.30)

それは確かに暗く沈んだ森のなかから聞こえてくる。俺はコブラのダッシュ・ボードからベレッタを取り出し、辺りを窺いながら、慎重に森のなかへ分け入った。前方の茂みのなかに隠れるようにオープン・カーが止まっていた。さっきの女の車なのか。車の上に黒い固まりがうずくまり、音を立てて何かをなめている。つぎの瞬間、俺はどうしようもない恐怖感に支配された。そいつがカマ首をもたげ、こっちを見たのだ。い、犬……、いや、犬にしては少し大きい。獣か……!?静寂のなか、生暖かい風が俺のからだを通りぬけて行く。そいつは真っ黒な体毛で覆われていた。耳はピンと天を指し、目はまるでペンキを塗ったかのように、黄色く濁っている。瞳のまわりには血走ったように細く赤い線が走っていた。



(p.31)

Biohazard The Beginning - illust 02 - Cerberus and Arklay



(p.32)

淀んだ目の下にある口から見える牙が異様に長い。牙がごそごそと何かをくわえた。思わず目を伏せたくなった。牙に挟まれているのは、人間の眼球だ!無造作に顎を動かし、ひと呑みする。やつのからだの下に組み敷かれた男の肉体がわずかに痙攣している。思わず俺の喉っていた。

落ちつけ、落ちつくんだ……。俺は自分にいい間かせた。

ベレッタを両手でしっかりホールドし、構える。

「この化け物が!」

パーン!

乾いた音が闇夜を貫く。



(p.33)

ー発、二発……。

獣に何け、つづけざまにトリガーを引く。闇夜に火花が散った。ベレッタの弾は獲物に的確に命中していた。だがやつはひるむことはく不気味な咆哮を上げ、俺に牙を向けている。

グルルル……。

なぜ、倒れない……!

俺は狂ったようにベレッタを撃ちまくった。すべての弾を撃ち尽くしたそのとき、

クオーン!

やつは突如、闇夜を切り裂くように不気味な声で吠え、フワリと宙を飛び、闇のなかに消え去った。俺は茫然とし、思わず肩で息をしていた。



(p.34)

いったい、なんなんだ。あれは犬じゃない……。想像もできない獣、化け物だ。 俺の全身は凍りついたように固まっていた。足が一歩も動かない。全身に冷たい汗が流れ落ちて行くのがわかった。肩をゆっくりとまわし、大きく息をする。火を吹き、熱くなったベレッタのマガジンを取り外し、すぐに新しい弾をこめ、闇に注意を払いながら、車に向かった。案のじょう、運転席は血の海だった。ダッシュ・ボードのまわり、ハンドル。いったいが夥しい血で覆われている。運転席の男は、見るも無残な姿だった。先ほどの女とちっとも変わりゃしない。いやそれ以上かもしれない。顔が斜めに長い牙でえぐられ、露出した頭蓋骨からは、月の光りを浴び、ピンク色に脳味噌が輝いている。



(p.35)

残ったもうひとつの眼球は、肉片を付け、シフト・レバーの横に転げ落ちていた。顔の骨までも噛み砕いている。なんという顎の力だ。腹も臓物が半分見え、腸が飛び出ている。どんな優秀な整形外科医をもってしても、原型への復帰は不可能だろう。

ふうっ、とため息をついた。

そしてたまらずジーンズのポケットから煙草を取り出し、ジッポの火をつけた。というのも、形容できないほどのにおいがあたり一面に漂っていたからだ。生臭い血のにおいだけじゃない。すえた、我慢できないにおいだ。一年前の山岳救助を俺は思い出した。



(p.36)

十人乗りの軽飛行機が墜落し、生存者は無かった。真夏の救助活動は、腐乱しはじめた遺体の処理になった。あのときも、あたりは異様なにおいに包まれていた。しかしこの場は、それ以上の腐乱臭だ。思わず胃のなかの物が喉から出そうになる。周囲を調べたが、腐乱死体がこのあたりにあるはずもない。あの化け物が残していったものなのか。ジッポの火が風で揺れる。オイルの匂いが少しだけ、俺をほっとさせてくれた。ボンネットに黒い毛が落ちているのが見えた。そっと手にする。黒くてかたい、ゴワゴワとした毛だ。鼻先を寄せる。やはりこのにおいだ。たまらず俺は、指に絡みついた毛を投げ捨てた。この種の事件は、これで六件目だ……。



(p.37)

この半年間、このように残忍な猟奇殺人事件が、ここラクーンの街で起きている。犯人はまだ捕まっていない。いや、犯人の目星すらついていないのが現状だ。マスコミにもひんぱんに取り上げられ、最近では、市警察の捜査が怠慢だとさえ非難されている。俺はコブラにもどり、無線をONにすると、ラクーン市警察に連絡を取った。三十分もしないうちに市警察がこの現場にくるだろう。俺はすぐにコブラに乗り、ビリーと名乗る男の指定した場所に向けエンジンをスタートさせた。

Chapter 2: The Raccoon City PoliceEdit

Chapter 3: Special Forces Unit S.T.A.R.S.Edit

Chapter 4: Billy's DisappearanceEdit

Chapter 5: UneaseEdit

Chapter 6: Mountain CottageEdit

Chapter 7: Reunited, And Then AttackedEdit

Words from Producer on the Game "BIO HAZARD" (p.145-159)Edit

This section has words with Shinji Mikami.

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